2004-01-01から1年間の記事一覧

● 忙しい 貧乏暇なしだなぁ

● 「稼ぎに追われてドッピンシャ」。雨の唄の一節に「ドッピンシャ」というのがあったような気がする。秋雨が地面を叩いている。音が聞こえる。 やけに忙しい。簡単で楽な仕事なんてないよ、な。「仕事は作らなくっちゃ」と口癖に唱えるけど、大した才能もな…

● 江古田で

●池袋から江古田の大学へ。研究室を訪ねるのは3回目か。8月の暑い日にも来た。 今日は二人の教授を前にいささか挑発的になる。彼らが追求しようとしている本の企画性がイマイチだったからだ。コーディネートを引きうけたこっちにも責任ある。批評性がない…

●10年後の読者(3)

● JAGATのシンポジウムで印象に残った言葉集。 ・「プログは人生の記録化」または、「個人生活の記録化」。 「はてな」の近藤社長の言をメモした。「何でも書きますわよ時代」の出現であろう。「書きますわよ」は、70年代だったか主婦が躍り出た時に使われた…

● 10年後の読者(2)

● ミーハー的な意味で言うのだが、東浩紀氏はの趣があった。顔つきも含めて戦闘的で好感を持った。ナイスガイである。主宰者側の意図をくみ取ったのではないだろうが、モデレーターの仲俣暁生氏が「出版業界にとっての読者は?」という投げかけたのに対して…

●「10年後の読者」シンポ(1)

● 日本印刷技術協会主催のシンポジウムに出かけた。主催団体の企画者が知り合いだったが、大した協力をした訳ではないがけっこう高い参加費はタダで済ませられた。朝から夕方までぶっ通しのシンポジウムは、講演会ビジネスを定型商品化しているその団体の枠…

● スペック

● ある人の「ダイアリー」を読んでいたら「あの人たちのスペックの高さ」という表現にぶつかった。これまで自分は一度も使わなかったことばだ。この語感がピント来ない。辞書的な意味ではわかるのだが、そこに価値評価を籠めている。そこが判らない。 能力の…

● ロバート・デ・ニーロ

● 衛星放送の深夜番組で「ヒート」を見る。アル・パチーノ、ロバート・デ・ニーロ主演のギャング映画。このイタリア系俳優のふたり、酔っ払い系のアルよりも怪物系のデ・ニーロの方が好き。たぶん、『タクシードライバー』の怪演が印象に残っているからだろ…

●窃視欲

● 電車の中でを認めた女性がいた。リクルートのために東京をさまよい歩く女子大生のような年格好ではない。ダークスーツ姿の女性から「あら」という感じで挨拶された。どこかで会った記憶があるのだが、とっさに思い出せないでいた。 「ああ」。 三週間ほど…

● ちょっとした挫折

● ある「企画書」を提出、注文を付けられた。書き直しである。いささかコンセプトの曖昧さは自分でも認めていたが、相手との関係度に甘えていた、な。ズバリ指摘されるといささか赤面の呈、というやつである。久しぶりの(゜◇゜)ガーン。一瞬、落ち込むが立て…

●人の紹介の後

●営業的プランナーの再就職にあたって、その会社幹部による「鳩首会議」で決定打を放ったのは、ムツカシ専務であることが判明。よくある話、予想した通りの展開だ。初対面でもえらく私らを警戒する風であったが、彼にとって使いやすい人物が欲しかっただけで…

●草野球場で

●土曜日、大宮駅西口からタクシーで健保球場へ。寝坊して集合時間に遅れる。今日は選手ではない。一日中行われる「草野球大会」の応援のため。昨年は半年ほど毎土曜開催のある講座に通ったせいもあってチームから遠のいた。遠ざかってしまうと草野球のことが…

●人を紹介したが

●前にいた会社の後輩(45歳)をある会社に送り込もうとした。その会社は「営業企画性がある人」を求めていた。業務委託する相手ではない。社長は「プランナー」だと言う。社員化=インナー化したい雇用が条件であった。その話を社長に伺った時に同席した常…

●『60年代が僕たちをつくった』

●人に勧められて小野民樹『60年代が僕たちをつくった』(洋泉社・04年)を読んだ。気恥ずかしいタイトルだ。「おめぇ、よくもまぁ、そんなタイトルつけやがって!恥ずかしくないのかよ」と友達ならケチョンケチョンにけなすところだ。装幀もひどい。二流以…

●イメージ力

●土曜の朝、NHKの早朝インタビュー番組に日比野克彦が出ていた。長野県のある村に寄宿して芸大生らと村人と一緒になってワークショップを続けているらしい。途中から観たせいもあるが、そのかたちがなんなのかはよくわからない。単に村人たちとのふれ合いで…

●『選挙参謀』という本

●かつて働いていた職場の(年下の)同僚である前田和男くんが書き下ろした『選挙参謀』(太田出版)を読む。面白い。「選挙の本?なーにそれ」てな感じで読み始めたのだが、あっという間に読めた。文章にリズム感がある。おかしい人は登場しないが、熱い人ば…

●明るいやつに

●人というのがいる。こっちのを照らしてくれる存在である。昨日会ったホリゴメという編集者はその一人である。ちょっとしたことを頼まれたのだが、話をしているうちにいろんなアイデアが浮かんでついつい軽い約束をしてしまう。彼の人格、ボディの魅力であろ…

●ノートPCの調子

●事務所に置いてある「ノートPC」の調子が悪い。 ウィルス説があったが、毎日とは言わないが「ウィルスチェック」しているので、大丈夫と思っていた。 その線は一端消して、お勧めによりハードディスクを取り替えた。ディスクの一部が壊れていると指摘された…

●日曜日、無為に過ごす

● 11時過ぎまで眠る。昼飯は昨日の残りカレー、テレビを見つつソファで3時過ぎまで眠る。オリンピックも終盤、騒ぎは終焉に向かっている。どこへも出かけずに、夕飯までソファでテレビを見る。一週間のあれやこれやが溜まっているのか、なになもする気が…

●また、江古田の酒場で

●2時間程の打ち合わせの後、10日ほど前の大衆酒場へ行く。前回と同じ場所に座る。広い店には、男子店員の中国人が三、四人。皆若い。ただ、酒なり食べ物の追加注文する時に、彼らが店全体を見渡していないことに気づく。目の前の職務については一生懸命だ…

●村上龍の沢木耕太郎批判

●オリンピックの女子マラソンはなんだかんだといって最後まで観てしまった。特別に 「野口がんばれ!」なんて声援は送らなかったが、ゴールの瞬間はホッとした。 翌日の朝日新聞の沢木耕太郎の記事があり、ちょっとひっかかるものがあったけれど、 そのまま…

●あるパーティ

●40年近くの編集者生活を終えて「晴耕雨読」を始めるというある先輩の「退職を祝う(ねぎらう)パーティ」に出る。場所は「市ヶ谷・アルカディア」。無類の働きものであるこの先輩から可愛がられた記憶がない。むしろ、軽くあしらわれていたから(たぶん知…

●神保町の焼鳥屋で

●帰りがけに近くのY出版社に寄る。朝方、同じような年頃のワタナベと喫茶店でダベったこともあって、なにとはなしにおしゃべりしたかった。出版関係の事情通ということもある。いつもの店に行くかい?と聞かれたが別の店を案内する。一家、親子でやっている…

●柔道の女たち

●オリンピックのテレビ。柔道の女たちがいい。谷亮子は報道されすぎているせいもあって新しさが感じられない。マイクに向かって言うセリフもパターン化されている。発言がつまらない。谷亮子=ヤワラちゃんのイメージが消費され過ぎて、消費者は食傷気味にな…

●急に読みたくなる

● 急に読みたくなる。免疫について。多田富雄の本を一冊だけ買っていたが、積んだままになっているのを探そう。というキーワードらしきもの、松岡正剛のWEBページの中の一文がかすめた。

●が方法

●昨日の大学教授たちとの打ち合わせの後、江古田駅前の大衆食堂で少しばかりの酒。夕方から飲み始めて一人当たり二千円で済んだ。酒の肴もまぁまぁ。こういうところを選ぶ教授がいい。 初対面の人とは出来るだけ好きになるように努めるのが私の流儀。どんな…

●江古田駅

●江古田駅に初めて降りる。駅近くの大学の研究室へ。生徒数4千人ほどのこじんまりとした大学。夏休みとあって構内は閑散としている。初めてお会いする教授と旧知の客員教授との打ち合わせが2時間ほど。三人ともよくタバコを吸う。教授はショートピース、客…

●父母の故郷へ

●父親の墓参り、常磐道を車で走る。父母が生まれ育ったところは那珂川沿いの農村だが、その周辺には、父母の甥や姪つまり私の従兄弟たちが多く住んでいる。水戸〜日立市市内や近郊の村でそれぞれがたくましく生活している。その同心円的に繋がる一族を形成し…

●『ダビンチ・コード』周辺

●友人の出版社で出している本で『マグダラとヨハネのミステリー』(三交社)があり『ダビンチ・コード』(角川書店)という米国などでベストセラになっている本に参考文献として引用されていると教えられた。『マグダラ〜』を読み始めたが、キリスト教史の素養…

●神保町一丁目三番地

●岩田宏の詩「神田神保町一丁目三番地」という詩句を明確には覚えていない。路地といえば、吉本隆明の詩句のなかの「路地裏」とこの詩がガチヤンコになっている。戦後まもなく、岩田が勤めていた出版社がどんなにひどい会社だったか、幾分かは想像出来る。た…

●やけに忙しくした一日

● が襲って来たからではない。自分で気忙しくしてしまった一日。地下鉄駅の出口から抜ける路地でS書店のハセガワ氏とバッタリ。一年ほど前にもこの路地で会った。岩田宏が「神保町一丁目三番地」を唱ったところから抜け出たに違いない。中上健二に「路地」と…