2006-10-01から1ヶ月間の記事一覧

●;二つのドキュメンタリー

●;週末、NHK-BSで二つのドキュメンタリーを立て続けに観た。(正確なタイトルは失念したが)「ロシア司法・警察の腐敗」と題したドイツのドキュメンタリー作品(2003年)で、もう一つは「よど号事件;ソウル金浦空港管制官との通信記録」をスクープしたNHK…

●;戦争論を読む(2)

●;書斎でもないがPCの置き場所を別の部屋に移動する。ついでに溜まっていた文庫本や新書などを含め若干片づけ始める。駄本というか、禄でもない本を買い集めたものだ。中には著者から贈られた本もあるが、少しの間は棚に置いておいていたが(失礼ながら)永…

●;戦争論を読む(1)

●;「国家は国民の同意を必要とする」といった(前提的な言説を)ある「ブログ」で見た。あたりまえじゃん…とコメントした。pikarrr氏の言う「ちょい参加」である。フーコーが言っている「生政治」の領域に入っているのは、常識じゃん、と。ポール・ヴィリリ…

●;新書ブームだって…

●;「朝日新書創刊!」といっても(出版)業界人の誰も読者も騒がない「新書ブーム」についての《まなざしの快楽》…Picarrr氏》の見解。「新書ブームなるもの」は以前にもあった。持ってはいないがみすず書房ですら「新書」を出した(確かではないが…「大衆…

気になる言説(6)

●;時務情勢論を吐く警世家の文章に惹かれることはない。通りすがりの人である。ぶつかったり反発したり、影響をうけたということはない。ただ、自分と同質な感じを感じさせる文章家には惹かれ「追っかけ」になる。中井久夫氏も言っているが「文体は文章の肉…

気になる言説(5)

中井久夫氏の『時のしずく』(みずず書房)にこんなフレーズがあった。阪神・淡路大震災時の「災害被害者が差別されるとき」という一節の中で。いろいろなことが起こされた。 一般に「ステロタイプ」がないところに差別、少なくとも差別的感情はないであろう…

●;気になる言説(4)

●;週末、ある会合にオブザーバー参加。その会社の仕事(の実態)に触れたい欲があって飛び入り。初めての人たちに会う緊張もあって、気分を整えるため会社がある街に早めに行く。騒々しい街の一角にその会社はあった。見知らぬ人と相まみえる時の緊張感をほ…

●;気になる言説(3)

●;解読する訳ではないが松本健一氏の本『思想としての右翼』(論創社・00刊)で教えられたところあり。蒙を拓かれたのである。ボンヤリと通俗的な理解で済ませていた事柄が「ああ、そうだったのか」と。このあたりは感謝したい。もったいぶった書き方だが、…

●;気になる言説(2)

●;松本健一氏の『思想としての右翼』(論創社・00刊)にこういう一節があった。 戦前の日本を支配していたのは右翼だ、という説がある。これは、おもうに、戦後民主主義のつくりあげた神話である。それが神話である所以は、戦後の日本を配していたのが左翼…