2005-05-01から1ヶ月間の記事一覧

尼崎の電車事故報道(7)

●;ある書評新聞でジャーナリストの天笠啓祐という人がJR西日本福知山線事故について10の問題点を指摘していた(「図書新聞」05/5/28)。 要約して抜き書きすると、 ①事故には必ず背景がある…大規模なリストラが労働現場で過酷な労働条件が強いられ、抵抗体と…

●;他人の死

●;連休の最中、長いつきあいのあったユウジンが死んでいた。病気持ちの人ではあったがその死は、誰しもが「エッ!」と叫んだ。私らが彼の死をわかりかけたのは、二日前。とりあえず、見知った連中で焼香に出かけることにした。祭壇に遺影が置かれていなかっ…

●;気分良かった日もあるが

●;週末のある日。とある会社で初対面のボス氏に会う。応接室で携帯電話していた人がそのボス氏であることがまもなく判ったのだが、「ここでいいんですよ」と部屋に招き寄せた手つきや身振りの柔らかさでな人だなぁと思ってしまう。直観的にはあまり間違えた…

尼崎の電車事故報道(6)

●;事故から一ヶ月近く、予想されたようにテレビ等での報道も激減。JR西日本の経営幹部をつるし上げる(いろいろな意味で)刺激的だった(バラェティ番組のように下品ではあるけれども、 ついつい見てしまうような)場面の短期記憶は遠ざかり、なんという長…

尼崎の電車事故報道(5)

●;「事件報道」(の情報)は消費尽くされる。事故原因追求の「データ」は客観的に(総合科学的に)集められる必要がある。感情的なインフォメーションはもう要らない。すべては「事故の科学」とでもいうべき「インテリジェンス」に昇りつめなければならない…

尼崎の電車事故報道(4)

●;それほど親しくもないので知人とは言い難いがせっせとメールを送ってくれる人がいる。この‘熱意’というしろものはなんだろうと思いつつ、失礼ながらそのメールはほとんど削除してしまうのだが、ある日のメールで《尼崎電車事故報道》に触れていた。その人…

尼崎の電車事故報道(3)

●;福知山線の電車事故報道は、JR西日本に対して一斉の十字砲火が続いている。いつか見た風景である。下痢のせいで体調悪く、終日、テレビばっか観ていたせいもあるのだが、どこの局もどのコメンテーターも同じことを言っている。つまり「倫理の優越と論理の…

尼崎の電車事故報道(2)

●;「事件」となるとけたたましく鳴き立てるまるで雌鶏のようにしか思えない下品な安藤優子や民放テレビ報道局がもはや鈍ったとしか思えない鳥越信太郎ら新聞記者出身者をありがたがって登用している理由は判らない。とかとかのタレント・キャスターたちの言…