尼崎の電車事故報道(2)

●;「事件」となるとけたたましく鳴き立てるまるで雌鶏のようにしか思えない下品な安藤優子や民放テレビ報道局がもはや鈍ったとしか思えない鳥越信太郎ら新聞記者出身者をありがたがって登用している理由は判らない。とかとかのタレント・キャスターたちの言い草をなじってもしょうがない。格別の意味はない。みせかけの「社会正義」を背景に裁断する声質の持ち主を求めている例が安藤優子であり、「口あたりのいいコトバ」(極めて鈍くなっている)求めている例が鳥越である。なまじ<大衆>相手に商売しているテレビ局とはそういうものになってしまっただけである。
制作スタッフが「<大衆>相手の商売」のうま味という蜜に居座ったまま、方法的な冒険をしなくなったからだろう。
少ない情報量で安直な解説記事を書くのは論外だが、週刊誌や総合誌あたりで誰かが事件の本質をえぐりだしてほしいものだ。それを担う者は誰か。
●;現JR各社は、国労動労ら運転手たち〜線路工夫までの組合を解体することに「成功」したことで収益を挙げている。23歳の運転手にたまたま現れたミスは、彼らの精神を収奪していったJR史の結果である。