2007-01-01から1ヶ月間の記事一覧

●;正月の葬儀(2)

●;身内の葬儀の後始末は一段落、後は2月末の納骨式の手配。幼くして死んだ弟の何周忌だかの計算を忘れているのを妹に指摘される。先週、亡くなったばかりの最初の職場の同僚の葬儀には、有志一同で供花を添えた。その面倒を見てくれた友人が、同窓会的な催…

●;保坂正康『東條英機と天皇の時代』

●;名前は、知っている程度だけど著した本と出逢わなかった人というのは(当たり前だよ!)数多くいる。読まずに過ごしていたわけだ。保坂正康氏に「ほぅ!」と感じ入ったのは、原武史氏との対談本『対論 昭和天皇』(文春新書・04刊)から。原氏の『大正天…

●;葬儀について

●;時代小説好きの本読み氏が、吉村昭『死顔』(新潮社)の書評をメールで送ってきた。その本に吉村夫人・津村節子氏の「遺作について」との一文があるそうだ。引用してみる。 吉村は入院前に「延命治療は望まない。葬式は私(津村節子)と長男長女一家のみの…

●;諸田玲子と中沢新一の本を「ブックオフ」で

●;柳美里のエッセイ集に『窓のある書店から』(ハルキ文庫)がある。芥川賞を貰って有名?になる前に「図書新聞」に連載されていたもので、業界仲間からの伝え聞きでは「芥川賞を取る」とのことだったが、タイトルがチャーミングで、ほぼ毎週の書評エッセイ…

●;再び「ポビュリズム」理解のために

●;年末に佐藤優『国家の罠』(新潮社)を読んだことがあってか、また正月休みにだらしなく、テレビを見続けたこと等もあってか、「ポピュリズム」についてさらに「理解」を求めたくなり(格好の本かどうかは知らないが)大嶽秀夫『日本のポピュリズム』(中…

●;07年の年賀状整理

●;かつては暮からせっせと手製の年賀状作りに精を出したものだが、ここ数年の暮というやつは、よんどころない諸事情が気分的に重く?のしかかり、年賀状を暮から用意するのをサボっている。正月三が日はドサッとでもないけれど届けられたハガキを前にしてや…