2004-09-01から1ヶ月間の記事一覧

● 江古田で

●池袋から江古田の大学へ。研究室を訪ねるのは3回目か。8月の暑い日にも来た。 今日は二人の教授を前にいささか挑発的になる。彼らが追求しようとしている本の企画性がイマイチだったからだ。コーディネートを引きうけたこっちにも責任ある。批評性がない…

●10年後の読者(3)

● JAGATのシンポジウムで印象に残った言葉集。 ・「プログは人生の記録化」または、「個人生活の記録化」。 「はてな」の近藤社長の言をメモした。「何でも書きますわよ時代」の出現であろう。「書きますわよ」は、70年代だったか主婦が躍り出た時に使われた…

● 10年後の読者(2)

● ミーハー的な意味で言うのだが、東浩紀氏はの趣があった。顔つきも含めて戦闘的で好感を持った。ナイスガイである。主宰者側の意図をくみ取ったのではないだろうが、モデレーターの仲俣暁生氏が「出版業界にとっての読者は?」という投げかけたのに対して…

●「10年後の読者」シンポ(1)

● 日本印刷技術協会主催のシンポジウムに出かけた。主催団体の企画者が知り合いだったが、大した協力をした訳ではないがけっこう高い参加費はタダで済ませられた。朝から夕方までぶっ通しのシンポジウムは、講演会ビジネスを定型商品化しているその団体の枠…

● スペック

● ある人の「ダイアリー」を読んでいたら「あの人たちのスペックの高さ」という表現にぶつかった。これまで自分は一度も使わなかったことばだ。この語感がピント来ない。辞書的な意味ではわかるのだが、そこに価値評価を籠めている。そこが判らない。 能力の…

● ロバート・デ・ニーロ

● 衛星放送の深夜番組で「ヒート」を見る。アル・パチーノ、ロバート・デ・ニーロ主演のギャング映画。このイタリア系俳優のふたり、酔っ払い系のアルよりも怪物系のデ・ニーロの方が好き。たぶん、『タクシードライバー』の怪演が印象に残っているからだろ…

●窃視欲

● 電車の中でを認めた女性がいた。リクルートのために東京をさまよい歩く女子大生のような年格好ではない。ダークスーツ姿の女性から「あら」という感じで挨拶された。どこかで会った記憶があるのだが、とっさに思い出せないでいた。 「ああ」。 三週間ほど…

● ちょっとした挫折

● ある「企画書」を提出、注文を付けられた。書き直しである。いささかコンセプトの曖昧さは自分でも認めていたが、相手との関係度に甘えていた、な。ズバリ指摘されるといささか赤面の呈、というやつである。久しぶりの(゜◇゜)ガーン。一瞬、落ち込むが立て…

●人の紹介の後

●営業的プランナーの再就職にあたって、その会社幹部による「鳩首会議」で決定打を放ったのは、ムツカシ専務であることが判明。よくある話、予想した通りの展開だ。初対面でもえらく私らを警戒する風であったが、彼にとって使いやすい人物が欲しかっただけで…

●草野球場で

●土曜日、大宮駅西口からタクシーで健保球場へ。寝坊して集合時間に遅れる。今日は選手ではない。一日中行われる「草野球大会」の応援のため。昨年は半年ほど毎土曜開催のある講座に通ったせいもあってチームから遠のいた。遠ざかってしまうと草野球のことが…

●人を紹介したが

●前にいた会社の後輩(45歳)をある会社に送り込もうとした。その会社は「営業企画性がある人」を求めていた。業務委託する相手ではない。社長は「プランナー」だと言う。社員化=インナー化したい雇用が条件であった。その話を社長に伺った時に同席した常…

●『60年代が僕たちをつくった』

●人に勧められて小野民樹『60年代が僕たちをつくった』(洋泉社・04年)を読んだ。気恥ずかしいタイトルだ。「おめぇ、よくもまぁ、そんなタイトルつけやがって!恥ずかしくないのかよ」と友達ならケチョンケチョンにけなすところだ。装幀もひどい。二流以…

●イメージ力

●土曜の朝、NHKの早朝インタビュー番組に日比野克彦が出ていた。長野県のある村に寄宿して芸大生らと村人と一緒になってワークショップを続けているらしい。途中から観たせいもあるが、そのかたちがなんなのかはよくわからない。単に村人たちとのふれ合いで…

●『選挙参謀』という本

●かつて働いていた職場の(年下の)同僚である前田和男くんが書き下ろした『選挙参謀』(太田出版)を読む。面白い。「選挙の本?なーにそれ」てな感じで読み始めたのだが、あっという間に読めた。文章にリズム感がある。おかしい人は登場しないが、熱い人ば…

●明るいやつに

●人というのがいる。こっちのを照らしてくれる存在である。昨日会ったホリゴメという編集者はその一人である。ちょっとしたことを頼まれたのだが、話をしているうちにいろんなアイデアが浮かんでついつい軽い約束をしてしまう。彼の人格、ボディの魅力であろ…