●明るいやつに

●<明るい>人というのがいる。こっちの<暗さ>を照らしてくれる存在である。昨日会ったホリゴメという編集者はその一人である。ちょっとしたことを頼まれたのだが、話をしているうちにいろんなアイデアが浮かんでついつい軽い約束をしてしまう。彼の人格、ボディの魅力であろうか。リップサービスをしてしまう。もしかすると彼に<もてよう>と思っているのかもしれない。信頼とか信用を失いたくないという感情であるる。カリスマ性がある人ではないが、宗教的な指導者の「ボディ・ポリティックス」(粉川哲夫)とはこんなものかと妄想する。<明るい人>というのは、<開かれている>人といってもよい。彼らは「人」を動かす。人柄がではない。こっちの視点を移動させる人なのだ。
たまたま、メールを出したある編集者からすぐさま返事が来た。この人も<明るい人>。この返事に応えるべく、週末の打ち合わせに勢を出す気が膨らむ。凡庸な本にしたら信頼が失われる。