2006-09-01から1ヶ月間の記事一覧

●;気になる言説(1)引用から

●;(安倍政権の所信表明直後)の「朝まで生テレビ」を見る。テレビ等でお馴染みの文化人(学者)や議員さんの発言レベルを推し量る。2チャンネル的な評価に倣えば、枝野幸男(民主党)議員、江田議員、村田教授(同志社大)…などは、ロジカルな人との印象…

●;松岡正剛「千夜千冊」が本に

●;仲俣暁生氏の「海難記」で松岡正剛氏のWEBサイト「千夜千冊」が書物(求龍堂刊)になっていることを知る。前夜たまたま、枕元にあった松岡氏の『知の編集工学』(朝日新聞社)を寝付くまで拾い読み、そのまま鞄の中へ放り込んでいたのも機縁。氏の「ブロ…

●;車谷長吉『忌中』…大衆社会の諸相

●;車谷長吉氏の短編集『忌中』(文藝春秋・03年刊)を読む。「群像」「文学界」などに掲載されたものを編んだもの。巻末の「忌中」を電車の中で読んでいて、回りの乗客たちのそれぞれの貌を見やる。車谷氏の小説やエッセイは、文学修行中の生活を綴った一連…

●;大衆社会って?

●;小泉首相は「ポピュリストさ」とはいとも簡単に言える。いつか野中広務氏が吐き捨てるように言っていたのを覚えている。氏がどんな意図で言ったのかは分からない。「小選挙区制制度」が政権党や野党の党首の人気が浮動票を牽引し「都市VS地方」の中選挙区…

●;ポピュリズム(5)

内田樹著『知に働けば蔵が立つ』(文藝春秋・05刊)は、氏の「ブログ」を基にしていて(いつか読んだものが含まれているが)通俗的に(=判ったつもりの)こチラ側は簡単に「大衆社会」と言うタームを使ってしまうけれど、通俗的な口舌の徒である私(ら)は…

●;ポピュリズム(4)

●;「感情的ポリティクス」というキーワードを発している宮台真司氏の「プログ」を引用すると、 …世界的に「感情の政治」が隆盛で、特に米国は「感情ゲーム=私」を超克する「契約ゲーム=公」が崩れてきた。第一に、感情に社会的正統性を与える宗教が、メデ…

●;ポピュリズム(3)

●;060901朝日新聞社会面に「加藤紘一邸放火犯が供述」という記事があった。「見出しの視線の科学」のせいか「閑職、死に場探して」という文字が目に入った。(正確な記憶ないが)リストラされたブリジストンだったかの社員が役員室に詰め寄り自殺を試みた事…