●;引用するコトバ(1)

「まけてくれへんか!」(JR西日本福知山線運転手氏の車掌への無線電話)

「存在は裸形をおそれて幻影をまとう」(市川浩『精神としての身体』講談社・学術文庫)

「人間の魂の奥深くまで、善と悪は入れ替わり、ひそかな妥協を交わす」(ボードリヤール『不可能な交換』(紀伊国屋書店

「大事なのは眼と耳の射程だ。風景はいまや多層化した。表層、中層、深層。三層は見通せないにせよ、せめて二層くらいは見抜けないものか」(辺見庸『いま、抗暴のときに』・毎日新聞社