●;金曜日、一日中ダベる

●;前の会社の後輩氏に同僚デザイナー氏の「作品集」(ロゴタイプなど)見せられる。先週だったか、後輩氏らに引き合わせた某社の女性が渡された「会社案内」を見て「ワー、オシャレ!」などと呟きながらしげしげとそのパンフレットのページをめくっていた。その後、後輩氏らと飲んだ折、執拗に語る「コミュニケーション・ツール」という当たり前のコトバを聞いて「それってよくよく何だろう」と考えはじめている。《デザイン力》の話だったが。昼飯を食べながら「デザイン批評」というサイトなり「ブログ」を組織的に)立ち上げを薦める。そういう雑誌はかつてもあったのだが、すっかり音沙汰がなくなっている。
WEB2.0]ではないが、多様な人々のフリーな参加が望ましい。「現代思想」の何月号かに載っていた平井玄氏の一文で知ったが、「段ボールハウスペインティング」の話は興味が沸いた。ホームレス諸兄のハウスをキャンバスに変えてペインティングされたものは見てみたい、都市の空間・景観批評も入る。(最近行っていないけど)、歌舞伎町のピンク街のデザインも目にとめた誰かがヒョイと批評したり、評価したりするサイトは読んでみたい。赤瀬川原平氏の「トマソン」はバブル期の都市批評であった。当時、悪乗りして「トマソン・ツアー」のバスハイクを企てたことがある。鳴り物入りで再開発されたアークヒルズも建てられた当時は、ともかく、赤坂溜池の同ビルの界隈は、人が集まる訳でもなく、ほとんど死んでいる。
●;(頼まれた本も含めて)神保町の某社に本を買いに行く。D.Aノーマン『誰のためのデザイン?…認知科学者のデザイン原論』(新曜社)ほか数点。昔、会ったことがある編集者がいればね挨拶したかったが(覚えているかな?)、生憎と不在。その近くの馴染みの出版社に寄る。編集長氏とあれやこれや。なんか、この人とは(偶然といえば偶然だが)にいつも社会的に拡がった犯罪が起きた時に喋り会う。「東電OL事件」の時もそう。
●;テレビや新聞で知らされた奈良の親殺し放火事件。ちょっとのことで子が親(逆も)をいとも簡単に殺してしまう例を散見するこの頃。「コミュニケーション(論)本」がまた生まれそう。「関係(性)論」と「器質(気質)論…生物学的な遺伝子決定論」的な本が…、通俗的なオヤジたちの談義、しばし。