通俗用語辞典(6)…時代の流れ

「時代の流れ」…よく耳にするなぁ。なにもかもを極めて広い概念である「時代」と言うコトバを用いて疑うことをしない。了解不能な事態が起こった場合に自らの分析努力の怠りを自覚せずに「〜時代の流れがねぇ」などと宣う。ま、バカ晒しである。「判らない」と言えばいいのに。実は、言い逃れ、主体の責任放棄でしかない。思考の単純回路を露呈するもの以外の何者でもない。
●;茶髪も援交もコンビニもオタクも宮崎勤もオウムもアキバもヒルズ族も「勝ち組」も格差社会も「下流」もネットバブルもホリエモンも「時代の流れ」という何も説明していないコトバで単純化して、覆い尽くされてはたまらない。