●;自民党圧勝だってさ

●;テレビ報道を見る。自民党の歴史的な勝利だそうだ。人々はコイズミの「決然カタルシス」に傾いた。「日本をあきらめない」などといった民主党のコピーに買う気が起きないのは自明の自明。これを選んだ時点でセンスのかけらもないことがイヤな感じ。つまり相当なピンボケ。誰に届けようとしているのがわからない迷コピーである。セールス・トークに全くなっていない。ショウバイ人としても素人以前である……といったことを縷々並べられるが、実は、誰でも言える床屋談義だ。
●;マスコミを批判する声がある。コイズミに味方した偏向報道(とりわけ日経)や、選挙戦後半になってにわかに批判を鈍らせた朝日とかに「?」をつける人がいる。ワイドショーのコメンテーターたちの大半もその類だが、官軍メディアの側用人たる彼らの手口の批評性のなさなど判っていたこと。それらを難じてもしょうがない。
マスコミ現場の記者を知らないが、「ちゃんとジャーナリズムやれよな」と言うしかない。「大きなメディア」にないものねだりの期待するのではなく、批評的な「小さなメディア」の可能性を見つけよう。