●;権力的なもの…都市住民の心性

●;どこかのテレビ局が言っていたけど、今回の選挙報道番組の時間は、森内閣時の総選挙に比べると6倍だか8倍だかだそうだ。役者も揃って視聴率が取れるかららしい。同じ映像でも何度も見させられると、どんな顔も名前も覚えてしまう。反復ショーは強い。
●;宮台真司が「総選挙」について何を言うのか興味がある。彼の「ブログ」からの引用である。

小泉支持は、旧保守でなく、新保守=都市型保守です。背景にあるのが九〇年代を通じた旧保守から新保守への地殻変動。「新しい歴史教科書をつくる会」「2ちゃん右翼」が象徴的です。過剰流動性と生活世界空洞化で不安になって「断固」「決然」の言葉に煽られる「ヘタレ保守」です。

●;他人様のご意見、例えば宮台説などを孫引きしてしか語れないのだけれど、
今までの私(ら)が通念として持っていた「旧保守層=農村型保守」(バラマキ政治の受益層)VS「都市型リベラル層」(サラリーマン〜かつての革新基盤)の二項対立的な図式理解は終わっていて、「新保守=都市型保守層」(サラリーマン、若者、自営層〜)が生起している、その地殻変動が何かを見よう。「都市型リベラル層」=無党派層だと思っていたのが、「新保守=都市型保守」 になびき始めている。髪振り乱して「断固、改革!」とかとかを絶叫するコイズミが演じている「一本気」とか「男気」とかをカッコイイと認める層である。肉体改造までして人気を保つぺ・ヨンジュン喝采する中高年の女たちのように、だ。