●;貌を覚えていた人

●:夜の新宿。 職安通りの「ロフト2」なる場所で三上治氏が行っている「トーク・ライブ『憲法村』」に出かける。http://www.loft-prj.co.jp/naked/schedule/naked.cgi 
先月だったか「ライブ」後、三上氏らと酒を飲んだ折に同じテーブルに居合わせた女性と少し口をきいた。時候の挨拶程度で何の話をしたか覚えていない。ファッション関係の会社に働いていたとかで身のこなしもそれらしい。そこそこ華やかで<着飾っている女>という印象だけ持った。リストラ(つまりクビ)になったかでこういった人々の駆け込み寺である「管理職ユニオン」(www.mu-tokyo.ne.jp/)か「女性ユニオン」だかに世話になったとかの話もあった。「〜ユニオン」の事務所を覗きにいつか興味本位に行ったことがあったので「あぁ」と相槌を打ったぐらいだ。顔立ちもやや目立つ人ではあるが、私のネクタイなんぞの着こなしをヨイショされた時にはちょっとぉ〜という感じを受けた(水商売の女だって(今時)そんなミエミエの誉め方しねぇぞ。そんな寄り方はイヤだね)である。この日、会場でビールを飲んでいたら「どうも〜」と挨拶された。よく人の貌を覚えている女だな、と。
●;その日のゲストは足立正生監督とノンフィクション作家の吉田司氏。3時間ほどの掛け合いトークだったが、とりわけ吉田司氏の秋田弁まじりのべらんめえ口調に好感を持つ。激しい口調にもロジカルな部分があったからだ。トークが終わった後、吉田司氏に「どうも〜」と挨拶された。一度だけしか会っていないのに、だ。貌をよく覚えている男だなぁと。