●;忙しい理由(1)

●;忙しい。忙しい。その理由をある後輩が評してくれた。「タカオカさんはまじめだからだ」。<真面目>と言うコトバは私にはない。けっこう、だらしがないからだ。
「うん、そうかな。他人には、そう見えるのかもしれない」。
別の人にも「気がつきすぎるからだ。捨ててしまえばいいのに」と言われたことがある。
「うん、その傾向ある」。
見える範囲が多少は他人より広いのかもしれない。考えそのものは浅いのだけれど。
●;某日、事務所で電話を取る。所属する団体が、今、流行の?「キャリア・カウンセリング」の部門があり、そのはしくれとしてほんの少し仕事をしたことがある。自己流であった。「キャリア・コンサルタント講座」に通ったりもしたのは、少しは基礎的なことを学ばないとヤバイなと思ったからだ。同期生たちカウンセラーの集まりにも出かけてみた。彼らにちょっと違和感を持った。クライアントたちに対して、ほんの少し講座に通ったくらいで「お前ら、優越性を持つなよ」であった。こう思った時には、ぐずぐずしない。はっきりと物申すことにしている。
電話での彼女の問いに答えてあげられた。そこまではいい。組織としては当然の電話対応である。が、その声質が柔らかであり華やいでいたので、別の団体に「こういうのがありますよ」などと言ってしまう。携帯番号を教えられるが、ちょっとそれはよくない。そうしたら自宅にFAXで送っていだけないかと言われた。ちゃんとした情報を伝えてあげないといけない。その団体の事務局長(女性)に久しぶりに電話する。「○○という方が行くかもしれませんがよろしく」と頼む。また、なかなか尊敬している女性のカウンセラーに電話して彼女からの連絡があるかもと伝える。なんやかんやで1時間過ごす。だめだなぁ。そんなことやってる暇ねぇだろぅ。
●;タダ原稿を待っている先輩から携帯に電話あり。「東京23区高嶺登山記」の原稿だ。忙しいから、最近は山を登っていない。
「4ページだよ。空けて待っているよ。日曜日までだよ」
「あぁ、はい」と応える。どうしょう。どこにしょうか。私なりの「物語」を持った江戸市中の山を土日に登ろう。