●;「掲示板」から(2)

●;ある団体の研究会では「団塊世代の研究」を行っている。マーケットの対象としての団塊ではなく、働き方/生き方の諸相を探ることが趣旨である。その団体は大手通信系の会社などで構成されている社団法人で、その研究会にはそういった会社の人事、能力開発セクションの人が参加している。私の立場は、その団体の賛助会員というポジション。ずっと聞き耳を立てていたのだが、一年程前からパフォーマンス的な発言をしている。「オレって、バカじゃないんだよ」と言いたくて(目立ちたい)というさもしい根性もさることながら、彼らの会社に営業線を引きたいとの欲もからんでいる。まだまだ、なのだが。
●;あるメーカー氏が「男ってほんとに在宅勤務って好きなのかな?」という発言があった。そこから話が拡がった。ある電器会社の人事系の人で話しぶりに好感をもった。偉そうではないからだ。たが、席上は「男はやはり外が必要なんだ」とかのごく一般的な話になりそうだった。ちょっとその談笑スタイルがイヤだったので、いささかスタンドプレイ的に手を挙げた。
「ITの発達で否応なしにビジネス・コミュニケーションが変わったのは自明のことですが、そのツールであるPCメール、携帯メール、掲示板、プログと変化している。PCメールは(実は)命令であって会社的、携帯メールは男と女によって違いがあるけれども、中間的。掲示板は擬似的ではあるがコミュニティ的、プログはSOHO的なのではないか。むろん、レトリックではあるが。何を言いたいかというと、団塊世代はそのツールをよく使いこなす人とそうではない人によって分かれる。ツールあるいはメディア接触度の違いが彼らの<エンプロイヤリティの差>となって現れるのではないか」というようなことを言った。
満場、シラッ。