●青山ブックセンターの倒産

●7月16日、「青山ブックセンター倒産」のニュース。ある「掲示板」で知ったのだが、ちょっとばかりか相当に書店業界事情に疎い私めも、いささかびっくり。親しい店員もいなかったし、経営の内実、実態も知らない(「朝まで本屋」の六本木店あたりに多少の営業的満足を得た経験はあるけど)から、特に感慨は
ない。小田光雄『出版社と書店はいかにしてつぶれて行くか』(ばる出版)が予言していたことか。

掲示板」の書き込み氏の一行は「暇つぶしにしか使えない本屋はつぶれる」とにべもない。

暇つぶしでABCに入った記憶はあまりないけど、表参道の「本店」にはびっくりしたな。あんな引っ込んだところを「本店」と称するセンスというか経営戦略性が感じられなかったし、そして余りにも客がいないのにも「?」だった。だから、きれいに並べられた本と雑誌を眺めて帰るだけだったな。店からは客として引っかかるような猥雑さがなかったな。