●押しつけ

●ネットワーク組織の長になってから一ヶ月近く立つ。やったことといえば、「会報」に原稿を書いただけである。徹夜で書いたもののどう受け取られるかは分からない。「また、小難しいこと言ってらぁ」という冷笑が聞こえてくる。比較的親しい人は「タカオカさんの言っていることは、わからない人が多いんだ」とも言う。半々だろう。いや、無関心層が圧倒的というのが正鵠を得ているだろう。

●あるメルマガにこんな一文があった。

>「真理はダイヤモンドよりも硬く、桃の花よりももろい」というのは、ガンジー
>の名言。ダイヤモンドよりも硬くというのは、真理の不変性を言っているが、桃
>よりももろいというのは、雑に扱うとすぐに壊れてしまう、という性質を言っ
>いる。ふわっとしたもろい性質の花のように、真理を扱うということです。

この一文に惹かれた。村松恒平という編集者のことばの引用だ。

>そっと渡したものは、そっと受け取る。人はそういうものです。無理に強制的に渡
>そうとすると、押し返してくる。渡す人は押し返されるのが恐くて、ますます人に
>押し付けるようになるから、高飛車になったり、攻撃的になったりするのです。

>では価値は何が決めるかというと、相手も同じ価値のものさしを持っているという
>ことです。あなたは「自分の意見や主張」と書いています。しかし、それに値打ち
>がでるときには、その意見は「あなたの」意見ではなくて「共通の」意見になって
>る。このことがわかれば力む必要は何もありません。よい意見だと思うときほど、
>、さらりと言ってみることです。

●「そっと渡したものはそっと受け取る」これは名言だ。「会報」原稿が恥ずかしい。