●恫喝携帯は土日なし

●金曜日の夕方に掛かってきた「携帯サイトのドウカツ商法」は、土曜日と日曜にはかかってこなかった。愉しみにしていた?ので携帯電話は「オン」にしっぱなしでいたが、かかってこない。「傾向と対策」のため待っていたのに。もしかして月曜にはかってくるかも。

土曜日、家近くの友人にこのことを話たら、「俺もそんな経験ある」と言っていた。
金曜の夜、余り行きたいところではなかったが、近くの警察署に事情説明に行った。夜だったのでガラスドアを開けると、当番の大柄の警察官が仁王立ちしてこっちの風体を見て「何か?」と問いかけた。誰何するというやつ。職業的な身構えである。警察署に爆弾をなげつけるというのは、少し鳴りを潜めているけど、いづという時のチェックであろう。

従順な市民の振りをして事情を感嘆に説明すると、奥の机に案内された。尋問室ではない。ガラスで仕切られた囲いのあるゾーンで、小机と椅子が二つ。犯罪になるかどうかの一般的な事情聴取をするところであろう。相手になった警察官は、入り口で説明した人で交通担当だという。「旦那さん。そういうケースはいっぱいありますよ」
と言う。なるほど、そうかもしれない。だが、ドウカツ電話はけっこうこっちの神経に障ったのは事実である。
わざと「法の番人」である警察に来たこと、「法」に詳しい弁護士にも相談すること、消費者センターに行く予定であること、新聞記者にたれ込むことなどを列挙した。いたいけな市民ですらそのような防御を取るんだぞ、といささか権威に頼る自分を強調した。態度は少し変わって「市民生活相談コーナーに来なさい」ということになった。警察の内部を覗く意味もあって訊ねる予定。なんか得なくっちゃ。