●選挙結果の報道

参院選挙についての新聞等の論評を読む。論説委員やコラムニスト、学者の分析等を拾い読みしたが、「あっ、そうだったのか!」と「はっ」とするような意見はない。むしろ、野球仲間からの「ナベツネは死ねといいたい」というメールに答えた文章を再録する。

 >ナベツネの顔つきと言動は、青木参院幹事長に似ている。
 >猪瀬もテレビで言っていたが、「新聞」、「映画」、「交通」が、戦後の野球スポンサーだったが
 >そのスポンサーシップは彼らの商品の販促手段としてのチーム保持だった。
 > (ノンプロの製鉄、石油など国策会社系が多かったのは、労働者対策であったろう。
 > だが、その産業自体が伸びきって衰退している。読売新聞の購読のためのチケットではなく、
 >もはや、新聞社の経営は広告に依存せざるをえない。同族のテレビがそうであるように。自分の会社の >商品販促のための道具だった歴史を乗り越えるには、野球をエンタメ産業として位置づける会社が出で > 来ないと、ね。その点、内実は知らないけど、ダイエーの観客動員はエンタメ的、ポスト・モダン
>的だと思う。
 
「青木的な自民党」とナベツネの「巨人保守」は、エンターテイメント産業としてのプロスポーツを再構築するというフレームを考えられないという点で似ている。「わが利益を守る」という一点で。青木自民党は、「没落する平家」であり、「東国の源氏」が民主党であるかは疑わしいが、東京化する(=消費都市化)する地方の輩出が興っており、その結果の一部が自民離れになっていると推論できないか。

守旧派」=ナベツネ、青木らで、小泉もその体制を壊すとか言った時点では喝采を浴びたが、その神通力が失われた。彼が手を組んだのは「平成革新官僚」たちであって、彼らの国家意識、小泉の「権力の構成観」が、まやかし、やだねと感じ始めたのではないか。